添加物の功罪

 

ファミリーマートが中食と呼ばれている商材、サンドイッチやおにぎりなど、の商品設計を見直しているというニュースを見た。

 

味の改善はもちろんのこと健康志向を勘案して添加物を劇的に減らす工夫をしているという。

 

添加物は常に悪役を演じてきたし、退場を求められても仕方ない存在。しかしながら、改めて考えると、時間と手間を省く魔法の化学物質でもある。

 

減量が話題になるということはコンビニエンスストアで売られている食品の多くに添加物が使われていることを意味する。それはそのまま利便性やおいしさを担保するためになくてはならない存在だということ。

 

それが調理法やパッケージング法の進化によって取って代わられるのであれば、役割を終えようとしているのかもしれない。少なくともその一部が新しい技術に飲み込まれ、消えようとしている。

 

添加物は単なる添加物ではなく、我々自身をも表していると言えないだろうか。

 

AIやロボットは言うに及ばず、新しい技術や新しい考え方、それらを身につけた人やロボットに取って代わられることを表しているのかもしれない。