清濁併せ呑む
その器量を持ちたいと思った。
けれど、改めて考えたら器の種類や大きさの問題ではないことに気づいた。
単にどんな心構えを持つか
それに掛かっていると。
理想を求めるのはいいけれど、我々が住んでいる現実社会は理想からは程遠い。
むしろ嫌なこと、汚いことで充満していると言っても過言ではない。
それでいて清く美しい資質も持ち合わせている。
そう。
人間だもの(相田みつを風に)
そう考えれば、「清濁併せ呑む」ことを妙に構えたり、気負ったりする必要はない。
我々自身をミクロに観察すれば、そもそも清濁併せ作られているのだから。
そんな心構えを持って、
清濁併せ呑む
器量を養っていきたい。