子どもの心

 

11歳の娘の学級便りに昭和の冒険家、植村直己の言葉が載っていた。

 

君たちに僕の考えを話そう

僕らが子どもの頃

目に映る世界は新鮮で、すべてが新しかった

やりたい事は何でもできた

ところが年をとってくると疲れてくる

人々はあきらめ、みんな落ち着いてしまう

世界の美しさを見ようとしなくなってしまう

大部分の人は、夢を失っていくんだよ

でも、僕はいつまでも子どもの心を失わずに

この世を生きようと思う

不思議なもの、すべての美しいものを

見るためにも・・・

いいかい、

君たちはやろうと思えば何でもできる

僕と別れた後も、そのことを思い出してほしい

やろうと思えば何でもできるんだ

 

道徳副読本「心きらめく」より

 

道徳の副読本からの文章を読んで、日本を代表する冒険家の言葉を聞いて、クラス全員が「植村さんにあって自分にないもの」について考えた。

 

娘の文章である。

 

植村さんにあって私にないものは、他の人に合わせずに、自分で考えて行動する能力です。まわりの意見に流されず、自分にはどんなことが合うのか、考え、自分の思ったこと、考えたことを信じて行動にあらわしていました。

 

あれ?

 

誰よりも自分で考えて行動する頑固さを持ってると思ってたんだけど・・・

 

外ではまだ猫・・・犬?  スヌーピー?  かぶってんのかな?

 

それもまた「子どもの心」。

 

不思議なもの、美しいものをこれからも探し続けていこう。

 

子どもの心を持って。