声なき悲鳴

 

理想論だけでは世の中は成り立たず、日陰の部分、つらい部分があってこそ世界は成り立っている。

 

華やかな部分だけではなく、しんどいこと、地道なこと、土台の部分が大きく、しっかりしているからこそ積み上げられる上層部がある。

 

その上の部分に陽が当たり、注目され、価値があると取り上げられ、そこが全てであると思われる。

 

世界が成り立っているのはその土台があることを忘れてはならない。

 

陽の当たらない下位部分があることを。

 

そこがあるからこそ天に向かえる部分があることを。

 

その部分を支えている声なき悲鳴に耳を澄ませよう。