人はいつも何処かに向かっている。
コーヒー店から人が歩いている姿をなんともなしに眺めていると、ほとんどの人は一点を見つめ、真っ直ぐに歩いている。
しっかりとした足取りで明確、かつブレのない歩みで目的地に向かってひたすら向かっている。
断固とした決意を持って辿り着かねばならぬ目的地を持っているかのようだ。
改めて考えると、自分も外出する時はたいてい目的があるし、何かをするために外出するのであって用もないのに交通費をかけて出ることはあまりない。
ふと思った。
ぶらぶら自体を目的にしてもいいんじゃないかと。
街をぶらぶらする。
公園をぶらぶらする。
普段気にも留めない何かを発見できるかもしれない。
ブラタモリも鶴瓶の家族に乾杯も「ぶらぶらの効用」が人気の秘密だったことを思い出した。
良いことはどんどん真似すればいい。