ある日突然巨大な隕石が落ちた。
その影響の渦に巻き込まれたと思っていたのに、
ふと感じたのは、
「自分が引き寄せたのではないか」
という想い。
改めて考えたら全ては自分が望んでいたことだったのではないか、と。
前にいた環境ではやりたくてもやれなかったこと、取り組んでも到底成し遂げられなかったこと、夢にも思わなかったことが手の届くところに出現した。
と言っても、自動的に与えられるわけではない。
並大抵の努力では足りないし、
一人の力では限界はたかが知れている。
巨大な何かが動いたのには理由があるはず。
それが偶然や誰か他の人の欲望や意図ではなく、
自分が引き寄せたと、
不遜にもそう信じて、
自分の物語と他人の物語を幾重にも重ねて壮大な叙事詩を書いていきたい。
描いていく。