「それは蓋然性が高いのでしょうか?」
別の人が上司からそう尋ねられているのを聞いて「蓋然性って何だ?」と思った。(がいぜんせいって、どう書くんだ? とも。)
後でこっそり調べてみるとこう書いてある。
https://www.weblio.jp/content/蓋然性
普通に表現すると、「それが起こる可能性は高いんでしょうか?」「その確度はいかがなものでしょう?」と言ったところか。
「蓋然性」という音的にも字的にも難しい言葉を使うだけでちょっと賢くなった気分になる。
と同時に、難しい表現を使うことで失うものもあると思った。
わかりやすさという万国共通の価値を犠牲にしてまで使用する言葉と言えるか。
聞き手を選ぶ表現であることは間違いない。
逆に選ばれた聞き手の中ではわかりやすさは増す。
その蓋然性を意識した上で使ってみたい。