宙吊りの刑

 

「汝を宙吊りの刑に処す」

 

中世を舞台にした映画なのかロールプレイングゲームの台詞のように聞こえるかもしれないけれど、普段我々が何気なく発している無言の声。

 

したいこと、すべきこと、しなければならないことを、仕事上、プライベートに拘らずたくさんの"To Do"を放ったままにしていないだろうか。

 

メールボックスやTo Doリスト、頭や心の中にそのままにしてはいないだろうか。

 

宙吊りにしたままにしていないだろうか。

 

“pending”なんて言うと格好良く聞こえるかもしれないけれど、宙吊りの刑に処しているのは他の誰でもない自分。

 

それに気づくことから執行人の役割が変わり始める。