「下町ロケット」に嵌っている。
ドラマではなく、小説に。
一作目を読んだのは暫く前のこと。最近になって二作目となる「ガウディ計画」を読んで夢中になり、三作目の「ゴースト」を息もつかないスピードで読み終えると、四作目「ヤタガラス」も無類の面白さにあっという間に中盤を過ぎてしまった。
池井戸潤氏の小説は他にも読んでいるけれど、このシリーズが断然好みだ。
ネタバレは避けたいので内容については書かないけれど、人間らしく魅力的な(中には腹立たしい)キャラクターや考え抜かれた設定、あっと驚くような展開の連続に時間を忘れて貪るように読んでしまう。
読書における「疾走感」もまたなんと心地良いものか。
翻って考えてみると、
我々の現実の仕事や人生もまた波乱万丈であり、愛と憎しみと浪漫と悲しみに満ち溢れている。
今を楽しめばいい。
生き切ればいい。
今がすべてなのだから。