2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

その日に備えて −ハイパーインフレ−

今年の月一企画は「その日に備えて」というタイトルでリスクマネジメントについて考えることにしている。 3回目の今日は、「ハイパーインフレ」という内容で暫し考えてみたい。 自民党が民主党から政権を奪還し、安倍首相の下「アベノミクス」で株価は急上…

粘り強さの価値

この世の中で粘り強さにまさるものはない。 才能があってもダメだ。才能のある失敗者は大勢いる。 天才であってもダメだ。報われない天才は大勢いる。 高学歴であってもダメだ。高学歴の落後者は大勢いる。 しかし、粘り強さがあれば、決意したことはなんで…

太陽が沈んだ理由

昨日のブログで「舶来品の逆襲」というタイトルで海外メーカーの日本進出について考えた。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130328 最後には日本メーカーの逆襲に期待していると締め括ったものの、状況は靄に包まれてまだ何も見えない。 世界を席巻した”Ma…

舶来品の逆襲

「舶来品」 その響きを懐かしく感じる人はある一定以上の年齢の人に違いない。 国産品よりも海外から輸入された「舶来品」の方が性能も価値も高く、ステータスにさえなっていた時代があった。 戦後高度成長を成し遂げ、"Made in Japan"の価値が飛躍的に高ま…

判断材料さえ同じであれば

いつどこで聞いた話なのか定かではない。 それでも不思議と心に焼きつき、自分の中の意思決定システムにある程度の影響を及ぼしている考え方がある。 それは、 「判断基準は人によって異なるのではなく、判断基準となる情報の量と質が同じであれば、全ての人…

油をさす

先日のこと。 乗っている自転車のチェーンが外れ、自転車屋さんに持って行った。 ここ1ヶ月ほどよく外れるようになり、その度に手を真っ黒にして自分で直していたけれど、今回は反対側にはまってしまい、全く動かなくなってしまったから。 昔ながらの「自転…

別れの季節

この時期は卒業式、卒園式が相次ぐ「別れの季節」である。 卒業式には涙が付き物だけれど、小さな頃から卒業式で悲しいと感じたことはなかった。 周りの人たち(主に女子)が涙を流し肩を寄せ合っているのを見るたびに頭の中に???が浮かんだ。 心がないか…

心からのおいしさ

近くにあるのに一度も行ったことがなかったファミリーレストランに入ることになった。 ちょうどお昼時で駐車場は満杯、客席もほぼ満席で賑わっていた。 洋を中心としたメニューは思ったほど種類は多くなく、所々混ざった和の料理は申し訳ないほど食欲をそそ…

応援する力

4年に一度のワールドベースボールクラシック(WBC)が終わった。 日本の三連覇はならず、ドミニカ共和国が初優勝を果たした。 侍Japanが負けたのは、月曜日の準決勝プエルトリコ戦。もう5日も前の話。 たまたま休日と重なり、テレビの前にかじりついた。前…

第3の開国

第3の開国の時を迎えている。 それは激動の時代の幕開けであり、多難が待ち受けていることは間違いない。 しかし、同時にチャンスであることも間違いない。 開国という事実は変わらず、これまでの取り組みとこれからの覚悟の違いがTPPという第3の開国に賛…

死の跳躍

昨日のブログの最後に「死の跳躍」という言葉を使った。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130320 明治維新を間近で目撃したドイツ人医師エルヴィン・ベルツが「ベルツの日記」で書き残している。 「わたしは、この極めて興味ある実験の立会人たる幸運に恵…

創造的破壊

一昨日のブログの最後をこう締め括った。 「失われた20年」は「創造的破壊」の長過ぎるプロセスだと考えたい。と。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130318 「創造的破壊」とは、 オーストリアの経済学者シュンペーターによって唱えられた考え方で、非効…

効果的なインプット法

漠然とテレビを見たり、なんとなく本を読んでいないだろうか。 たとえ内容がためになるものであったとしてもアウトプットを意識した上で視聴、読書しなければその効果(定着)は疑わしい。 見たり聞いたりするものをできるだけ覚えておこうとする姿勢は一見…

義務と責任の対価

義務と責任の対価は、 自由である。 無条件の自由というものは存在し得ない。 個人や組織、国家に課せられた義務や責任を全うするからこそ、自分で考え、行動する自由が与えられる。勝ち取れる。 「日本人の幼児化」は「自己責任の溶解」の結果だという仮説…

アメリカ自然史博物館 津山支店

岡山県津山市にニューヨークにあるアメリカ自然史博物館に匹敵するのではないかと思わせるような(少し盛り過ぎ?)小さな、でも驚くほどの展示物を誇る博物館がある。 決して広くはない敷地に建っている古い建物に所狭しと展示されている標本の数に圧倒され…

幼児化する日本人

「日本人の幼児化」という言葉を先日来使い続けている。 「一言で言えば、日本人が幼児化しているということに集約されるかもしれない。自分の頭で考え、行動していく。その結果を享受するのは自分。それが成功であっても、失敗であっても。幼い子供には義務…

自己責任の溶解

昨日のブログで「失われた20年」の原因は「自己責任の溶解」と「日本人の幼児化」にあるという仮説を提示した。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130314 「あまりにも自分の人生や生き方、自分という個の存在を考えなさ過ぎ」、その結果、「自分で強く生…

モチベーションという甘え

モチベーションという言葉をあちらこちらで耳にする。 昨日のブログの最後にも使ったばかり。 人生の締切 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130313 モチベーションを日本語に訳すと「やる気」「動機(づけ)」。 しかし、 そもそも「モチベーションがない」…

人生の締切

昨日のブログで「締切効果」について書き、最後は「人生の締切」を意識することが最初に取り組むべきことかもしれないと締め括った。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130312 人生の締切とは、言うまでもなく、自分の死のこと。 先は長いと感じられても、…

締切効果

やる気がなかなか出ない時には「締切効果」を上手く使いたい。 何をいつまでにしなければならないか。 その情報を得るだけで脳が自動的に働き始める。 シンプルなタスクであれば、締切を直近に設定することですぐに取り掛かれる。 大きな仕事の場合は、どう…

未来の大人たちのために

東日本大震災から今日で丸2年が経つ。 「復興」という言葉がTVや新聞、ネットのあちらこちらで躍っている。 肯定文の時もあれば否定文の時もある。 これまでの道のりがデータと涙を誘う物語で綴られ、これからの道のりが希望と覚悟で語られる。 我々はこ…

欲する力

欲しい 欲しい 欲しい その欲望は恥ずべきもので口にすることはおろか、心の中にも持つべきものではないと思ってきた。 裕福とは呼び難い家庭で育ったからなのか、「欲しがりません勝つまでは」という時代の空気が微かながら残っていたからなのか、或いは、…

人生の仕組み3

一昨日と昨日で「人生の仕組み」について暫し考えてみた。 人生の仕組み http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130307 人生の仕組み2 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130308 探してもいないことを与えられても嬉しくない。 一般論を、誰もが知っていること…

人生の仕組み2

昨日のブログでは「人生の仕組み」と題して、自らの体験からしか我々は真の意味で学ぶことはできず、成長することもないと断じた。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130307 その締め括りに「そのためにはまず自らが問題意識や課題を持たなければならない。…

人生の仕組み

昨日のブログでは、「無視される答え」と題して、欲しいと思っていないものをもらっても嬉しくはないし、探してもいない答えを与えられてもピンとこないという話を書いた。 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130306 「無視される答え」には無視される理由が…

無視される答え

昨日のブログでは下手ではあるけれど聴者の胸を打つ素晴らしいプレゼンテーションについて実体験を元に考えてみた。 下手で素晴らしいプレゼンテーション http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130305 今日は、別の形のプレゼンテーションをきっかけに最近気づ…

下手で素晴らしいプレゼンテーション

「私、人前で話をするのが苦手なんです。」 そう言って始まったプレゼンテーションは素晴らしい内容だった。 確かに、プレゼンテーション自体は上手とはお世辞にも言えない。 緊張しているのは一目見てわかるし、声も小さく笑顔もない。しゃべりも稚拙で時折…

気になる時期

何かが妙に「気になる時期」がある。 それは人であったり、出来事であったり、言葉だったり、服装・身なりであったり、仕草であったり、特定の物事や状況が頻繁に意識上に表れてくる時期がある。 それが「気になる理由」がわかっている時は対処法を考えられ…

関係者以外立入禁止

今日のメインイベントはこれ! 昨年10月から始まった全国ツアーもいよいよ今日が最後。 40回目を数えるツアー締め括りのコンサートは熱く、楽しく、心の通った素晴らしいライブとなった。 驚くことにコンサート終了後、関係者以外立入禁止区域に入れても…

迷いのない人

迷いのない人はいない。 しかし、迷っていないように見える人はいる。 迷いを見せない人。 それは・・・ 頭の回転が速く、膨大な情報から最適解を素早く見つけられる人。 心の葛藤を内に留められる強い人。 覚悟を決めている人。 人生を生きる規準を持ってい…