2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

今月の映画 -かぐや姫の物語-

今年の「月一企画」は映画の感想と学びにすると決めた。 1月はベン・スティラーの「LIFE!/ライフ」。2作目になる今月はスタジオジブリの「かぐや姫の物語」を選びたい。 惜しくも米アカデミー賞は逃したけれど、製作期間8年をかけた高畑勲監督の最…

埒を開ける

「埒(らち)が明かない」という表現がある。 昨日書いた「妥協と我慢の違い」の中で使った時に心に引っかかった。 「埒が明かない」の「埒って何だろう?」 「明かない」ってどういうことだろう? 「開かない」の間違いではないか? 昨日のブログで書いた通…

妥協と我慢の違い

ある人と口論になった。 妥協と我慢の違いについて。 その人は妥協はいいけれど、我慢はいけないと言う。 こちらは我慢はいいけど、妥協はしてはいけないと主張する。 その人曰く、妥協は合意のために必要なかけひき。トレードオフを巧く使って自分を納得さ…

百試千改

百試千改 広島駅のモニターテレビに映し出されたその言葉に一瞬目を奪われた。 「そんな四字熟語があったんだ」 「これは何? 何かのCM?」 「何を百回試すのだろう?千回改めるのだろう?」 気にはなりつつも歩きながらのことで4つの漢字だけが頭に焼き…

なかなか上手くならないこと

なかなか上手くならないことがある。 いつまでたっても上達しないことが。 筆者の数多ある「なかなか上手くならないこと」の一つにアイススケートがある。 それほど頻繁に行く機会はないけれど、滑る時はいつも真剣だし、全力投球。 誰かをお手本にしても、…

その男アレックス

旧交を温める機会を得た。 最後に会ってから7、8年振りになるだろうか。年賀状のやり取りで毎年機会があれば再会しよう言い合うも社交辞令に終わっていた。 それに終止符を打つことになったのは、「その男アレックス」。 父をオーストラリア人、母を中国人…

刹那の覚悟

8年振りに日本球界に復帰する広島カープの黒田投手に視線が注がれている。 この一球が最後の一球になるかもしれない、この試合が最後の試合になるかもしれない、このシーズンが、このキャンプが最後かもしれないという思いを常に持って全力で投げていると…

同じ月に同じコトを考える

ブログを毎日書き始めてから5年目になる。 思っていたほど以前に書いたものを読み返すことはないけれど、時々過去の自分が同じ時期にどんなことを感じていたのか、考えたのかを知るために振り返ることがある。 すると同月に同じコトを考えることが多いこと…

推測の盲点

経験を積むことで推測の幅、深さ、正確さが増していく。 そのおかげで仕事や物事がよりスムースに、効率的に行えるようになる。 しかし、そこに盲点、落とし穴があることも忘れてはならない。 スピードが増していけばいくほど、事故の可能性は高まる。 落と…

約束の地

約束の地 Promised Land 昨日のブログの最後でそんな言葉を使った。(偶有性の海に流れる潮流) 本来の「約束の地」はこういう意味(ウィキペディア「約束の地」より)。 約束の地(ヘブライ語: הארץ המובטחת, 翻字: ha-Aretz ha-Muvtachat: 英語: Promised…

偶有性の海に流れる潮流

昨日のブログで理想を超える世界について考えた。(理想を超える世界) 理想を実現できなくても嘆く必要がないのは、理想を追う姿自体が美しいこと、自分が思い描く理想が全てではなく、偶有性によって導かれる世界の方が結果的に理想的な世界に成り得るから…

理想を超える世界

理想を目指す姿は清く美しい。その姿勢は潔く、尊い。しかし、理想の地への道は険しく、辿り着くことは容易ではない。だからこそ挑む価値があり、誰もが憧れる。それ故に辿り着くことができなくても悲観する必要はない。理由は二つ。一つは、理想を叶えよう…

知行合一

先日のブログで人の興味、関心がどこに向いているのか、どれほど深いのかがその人の成熟度を測る指標になり得ると書いた。(成熟の証明、成熟の深度) その最後に興味や関心が外側の世界に向いているだけでなく、行動にまで繋がっているかが大事であり、その…

近場探訪 ー新世界・天王寺動物園ー

近場にも見所がたくさんある。日帰り、半日で回れる隠れた名所(?)を改めて探訪してみたいと思った。その1回目がここ。そう。ディープな大阪、新世界。ディープと言っても、すっかり綺麗になった新世界は文字通り新世界になって観光客でごった返していた…

街の音

いつもなら何も考えずにイヤホンを耳にして音楽を聴くのだけれど、ふと何かが舞い降りてきた。耳を澄ませてみる。するといろんな街の音が耳にすーっと入り込んできた。人々の歩く音、車の排気音、キャリーバッグを引き摺る音、話し声や笑い声、電車の走る音…

白い世界

寒波が日本海側を襲っている。白い世界が広がった。辿り着いた先はカレーの消費量全国No.1の鳥取県。お昼はカレーラーメン。そのスープの美味いこと!そして、夜はこれ!頭の中まで真っ白になった。

成熟の深度

昨日のブログで興味、関心がどれだけ自分から外側に向いているかが成長、成熟の指標になると書いた。(成熟の証明) 遊びや恋愛、自分自身の関心ごとから少しずつ自分が所属する組織(学校や会社)に興味や関心がシフトしていく。 成熟した人はその範囲が広…

成熟の証明

人の成長と成熟を図る指標の一つに、 その人の関心がどこに向いているのか がある。 若い頃は誰もが遊びや恋愛、将来のこと、自分のことにしか興味がない。向かわない。(大人になってもそういう人は少なくないけれど) 興味はやがて自分のことから家族のこ…

価値観の投影

好きな映画、音楽、好きなアーティスト、好きな小説、好きな曲、好きな景色・・・好きだと感じるものは全て自分の価値観の投影。好きだと感じるものの中に自分が大切にしている価値観を見い出すから。だから好きだと感じる。好きだと感じるものの中に自分が…

前にも言いましたが

「前にも言いましたが、」 を連発する人がいる。 語尾につけるのは論外としても、文頭に使われることは珍しくはなく、使う側も良かれと思ってクッション言葉として使うことがある。 しかし、聞き手からすると心遣いというよりはおせっかい、ひどい場合には…

文章のコクとキレ

ビールと同じように、文章にも喉越しを味わうキレのいい文としっかり味わうコクのある文がある。リズムとスピード感が喉越し(脳越し?)の爽快感、キレを作る。奥行きのある概念や美しい響きを持った言葉、その組み合わせが味わい深いコクを作る。キレを楽…

声の出る本屋さん

声の出る本屋さんと言っても、本屋さんにスピーカーが付いていて・・・というわけではない。「東野圭吾最新作⚪︎⚪︎ 本日が発売日です!」「レジお願いします!」「ありがとうございました!」そこで働いている従業員が元気よく声を出している。掛け合っている…

自分の中にある箱

自分の中にある箱自分の中に小さな箱があってそれは誰にも開けられない。自分でも。それが隠されているから。護られているから。誰もが持っているけれど、それを開けると、実は、中には何も入っていない。そんなことに気づくことがある。何を隠そうとしてい…

空白の時間

頭の中をサーッとよぎる考えや心で感じた感覚を 手でそぉっと捕まえて両手で包み込む。 それを優しく育てていく。 ブログを書く時の一つの感覚である。 だからこそ、 仕事ばかりでも遊びばかりになってもいけなくて、 時に空白の時間が必要になる。 空を見…

覚悟の磨き方

昨日のブログ「イスラムの地に生き続ける大和魂」で吉田松陰の言葉を引用した。 今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」では伊勢谷友介が吉田松陰を演じ、再び脚光を浴びている。 その彼の言葉や考えが「超訳」されている「覚悟の磨き方」がすごい。 覚悟の磨き方 超…

イスラムに生き続ける大和魂

イスラム国による人質事件は最悪の形で終結した。被害者の2人のご冥福を祈るとともに2人の死を無駄にしてはならないという思いを強くした。特に後藤健二さんには多くの方々から死を悼む声、彼の実績や彼が残してきたもの、彼が成し遂げようとしていたもの…

問うべき質問

問うべき質問はたった一つでいい。 何をしたいのか。 「したいこと」は、 怠惰にかまけることではなく、欲望に溺れることでもない。 当人に与えられた使命。 一人ひとりの役割。 それを心で感じ、掘り起こすこと。 それが人生の問いであり、 それが見つかっ…

女と男の正体

女性は、 山であり、谷であり、泉である。 母なる大地であり、 大いなる海であり、紺碧の空。 Mother Earthであり、 宇宙そのもの。 男性は、猿であり、虎であり、龍である。 象であり、鯨であり、鷲なのだ。ちっぽけな人間であり、そこに棲むもの。生ける…