2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一瞬を切り取る -おにぎりを食べる-

一瞬を切り取る これを2017年の月一企画にしてみようと思う。 情報化社会が進むにつれ日々のスピードが加速度的に速くなっている。一つひとつの作業にスピードが求められ、マルチタスクが当たり前になる。 もともとブログのテーマは数日間から数週間、場…

沈黙という答え

雄弁は銀、沈黙は金 使い古された表現だけれど、敢えて言葉にしない方が丸く収まることがある。 どれだけ言葉を尽くしても、どれだけ注意深く言葉を選んでも、どれほど話すトーンに気をつけたとしても真意が必ずしも伝わらないことがある。 話し手と受け取り…

居住まいを正す

声も顔も歩き方も単独で成り立つものではなく、全て「生き方の発露」であると昨日のブログに書いた。 その締め括りに使った表現「居住まいを正す」は「心の緩みなどを改めること」「外から見た姿をよくすること」という意味。 http://thesaurus.weblio.jp/co…

生き方の発露

同じ「糸」でも歌う人によって全く印象が異なる。 昨日のブログでそう書いた。(糸) 中島みゆきの声は綺麗とか美しいというよりは「凄い」。 大海の底知れない深みが神秘性と愛情をたたえ、宇宙まで屹立するかの如く聳え立つ塔が果てしなく高く、巨大で悠然…

中島みゆきの名曲の一つに「糸」がある。 いつまたどうしてこの曲を聴くようになったのかよく覚えてないけれど、再び心奪われている。 その歌詞の美しさと広がりに、 http://j-lyric.net/artist/a000701/l0000fa.html その歌声に秘められた哀歓の深さに。 最…

心の栞

おかしな夢を見た。 そこはロシア。 スタジアムと呼ぶよりは収容所を思い浮かべるような開けた場所で大学生くらいの若者たちがサッカーをしていた。 暫くしてプレーを終えた彼らはそれがいつものしきたりのように自らピッチ(フィールド)を整備し始める。 …

味わう舌を立てる

「味わう舌を立てる」というのは聞きなれない表現に違いない。 と言うのも、昨日のブログの続きを書きたいと思って思い浮かんだ造語だから。 正確に言うと続編よりプレリュードの方がぴったりくる。娘が夕食のカキ鍋のスープが辛いと言っていたことをきっか…

聞き耳を立てる

「聞き耳を立てる」という表現がある。 耳を澄ませ、いつもより多くの音をキャッチし、解析し、背後にあるものを炙り出す。 普段は聞こえない音が耳に届き、いつも聞こえている音も異なる音色に聞こえたり、気づかなかったハーモニーが感じ取れたりする。 そ…

抜かりあり

眠れぬ夜を過ごした。 朝になっても体調は戻らず、むしろ悪化していたので病院に行くとインフルエンザA型と宣告を受けた。熱は37.7度でも体のだるさとしんどさは数年前の体調をしっかり覚えていた。 4年前にインフルエンザにかかってから二度とかからな…

ある日曜日

今日は久し振りに家族揃ってのお出掛け。 朝から娘の書初めが展示されている合同書写展を見に行った。 習い事をしているわけではない割には上手。 他にも小学生中学生選りすぐりの作品が並んでいて圧倒感がすごい。 お昼は阪神西宮駅周りをウロウロしていた…

自分ファースト

トランプ米大統領が正式に誕生した。 その就任演説でもこれまで主張してきた"America First"は変わらず・・・というより強調され、保護貿易主義の姿勢がより鮮明になった。 彼はこうも言う。 We will make America great again.(我々は再びアメリカを偉大に…

愚かさの総和

長年、第二次世界大戦、太平洋戦争、「あの(馬鹿な)戦争」に突入した理由を探し求めてきた。 その答えが見つかった。 十二月六日、芸能家にして随筆家の徳川夢聲が日記に殴りつけるようにして書いた。 「日米会談、相変わらず危機、ABCD包囲陣益々強化…

ティーンエイジャー最初の日の招待客

昨日は中学1年生の息子の誕生日。 13歳を祝う盛大なパーティーが開かれた。 家族以外にもこんなにたくさんの参列客が! 一人ひとりに招待状が届いたようでみんな嬉しそうに手に持っている。 どうやら仕掛人は妹のよう。 13歳(Thirteen)はティーンエイ…

のびのびの罪

昨日のブログで「のびのびの真価2017-01-17から1日間の記事一覧 - おもしろきこともなき世をおもしろく」について書いた。 今日の「のびのび」は同じ「のびのび」でも「伸び伸び」ではなく「延び延び」の方。こちらはいただけない。 英語に"procrastinate"と…

のびのびの真価

「伸び伸びさせていただけたことが一番の成功の理由だと思います」 別の職場で働いている人が言ったことが今も耳に残っている。 翻って自分のことを考えてみても、改めて周りを見渡しても、他人の目を気にせず、自分の思い通りに何かをしている人の方が楽し…

サービスエンジニアの気分

職場のコピー機が突然止まった。 何かと思ってモニターを見るとステイプル(ホッチキスの針)が切れていた。 たまたま自分一人しかいず、メンテの人を呼ぶほどでもない。となると後は自分で何とかするより他はない。戸惑いながらもコピー機の指示通りに作業…

ひなたぼっこ

生まれて初めて猫カフェなるものに行ってきた。 普通の家でいきなりびっくり。 呼び鈴を鳴らしてからドアを開けると、 簡単な説明を聞いて、1時間1000円の入場料を払って中に入る。 すると、いるわいるわ! 11種類、30頭が仲よさそうに、幸せそうに…

1分間スピーチ

小学4年生の娘が1分間スピーチを披露してくれた。 クラスの日番が毎朝スピーチをすることになっていて、昨日自分に回ってきたらしい。 ニュースから気になった話題を取り上げて自分でまとめて発表する。 キッチンタイマーを1分にセットして、おもむろにス…

明る過ぎる世界

今の世界は明る過ぎるのかもしれない。 そんな風に感じることがある。 と言っても、LEDや街灯、ネオンの話ではなく、インターネットの普及により情報化社会が加速度的に進み、世界の隅々にまで、あらゆる話題にまで情報(=光=明るさ)が行き渡るようになっ…

恐怖政治の始まり

アメリカ次期大統領ドナルド・トランプ氏の選挙後初の記者会見が開かれた。 ライブで見た感想は「ただただ残念」。 自らの選挙活動に関するロシア問題、マスコミとの確執、現政権批判、メキシコとの国境に造る壁、その費用をメキシコに持たせる話、日本、中…

8八∞

今日は1月11日。 1が3つ並んでいる。 毎年設定している「今年のテーマ」を今年は決めていない。 流れ的にと言うか、意図的にと言うか、微妙なところだけれど、正直な気持ち、感覚として、ここ数年の流れ日乗っていけばいい、と感じているから。 2016 力…

空気を飲み込む

言いたいことをぐっと飲み込まなければならない時がある。 言いたいし、言ってもいいし、言うべき時だってある。 それでも言わない選択をするのはその方がカッコいいから。 自分よりも相手を立てたり、周りを尊重したり、全体を最優先に考える。 言いたいこ…

沈黙という安寧

沈黙という安寧 静寂という贅沢 無言という平和 そんな話さない、話さなくていい、言葉を交わさなくても違和感のない、むしろ安心感に包まれるような機会があった。 言葉という記号に代わって沈黙がその場の空間を埋め、時間を制する。 それは決して不自由な…

場を提供する

ある訪問先への手土産を買おうとミスタードーナツに立ち寄ると、入口入ったところに女子高校生が5、6人集まって楽しそうに話していた。 「どれにしようかぁ? ハニーディップかポン・デ・リングかエンジェルクリームもいいし・・・晩御飯抜いたら2つ食べ…

何でも来い

一昨日東京で日本を代表する企業の社長達が一堂に会し、新年の会が開かれた。 あるニュース番組が名のある大企業の長達に今年のリスクを挙げてもらっていた時のこと。 一番多かったのは、トランプ次期アメリカ大統領による保護主義化を懸念する声。 その次は…

ぱなしからの卒業

「今年の私のテーマは徹底なんです」 目を輝かしてその人は言った。 思わず「素晴らしい!」と手を叩いた。 言いっぱなし、書きっぱなし、しっぱなし・・・ どんな崇高な使命があろうと、完璧な戦略があろうと、たった一回の取り組みで完遂することなどあり…

話せばわかる

「話せばわかる」 昭和7年に起こった五・一五事件で射殺された犬養毅首相の最期の言葉である。 「問答無用」と青年将校は話し合いの場を持つことはなかったけれど、たとえその場があったとしても分かり合えたかどうかは甚だ疑問である。むしろ絶対に分かり…

勉強する理由

「どうして勉強するか知ってる?」 「・・・」 子どもたちにそう尋ねると沈黙の時間が流れた。 「勉強すると見えないものが見えるようになるんだよ」 「???」 「例えば、算数や数学の勉強をしたら同時に起こる問題を解く方法が見えるようになるし、社会(…

前から一度は

駅からすぐ近くに町のお肉屋さんがある。 年配の老夫婦が二人で切り盛りしていて前から一度は買ってみたいと思いつつかれこれ10年以上も機会に恵まれずにいた。 その日がついに到来! コロッケとメンチカツ、そしてローストビーフを買って帰る。 揚げたて…

そろそろという絶好のタイミング

そろそろ歯のメンテナンスに行こうと思っていた。 そろそろメガネを新調しようと思っていた。 そろそろ取引先に連絡を入れようと思っていた。 そう思っていたら、 ある日突然奥歯が欠け、メガネが壊れ、取引先から先に連絡を受けてしまった。 「ある日突然」…