ラーメン屋に来ている。
券売機が置いてあるお店だ。
入口に近いカウンターに座っているとドアが開き、お客さんが入ってきた。
と思った瞬間、出て行った。
どうやら券売機が気に入らなかったらしい。
隣のお客さんが「博多ラーメンでも僕は券売機のあるお店は行かないんだ」とマスターに話しかけている。
「なんか流れ作業的な感じがする。食べ終わってからお金を払う方が満足して払える気がする」と続ける。
深く考えたことはなかったけれど確かにそうかもしれない。先日も時々お昼を食べるチェーン店でオープン以来置いてあった券売機が撤収された。
効率がサービスに負けたということ。
飲食店というサービス業の本質が優先されたということ。
その姿勢は評価されるべきだ。
飲食店の本質が味であることは間違いないけれど、サービス業であることも決して忘れてはいけない。
このラーメン屋さんからもいつかは券売機がなくなるのではないか。
お店自体が先になくならなければだけれど・・・