足取りは軽い。
緑に囲まれ、青い空に見守られ、山道を歩いている。
朝目が覚めて、だんだんと明るくなってゆく青空を見たら急に山に登りたくなった。
気がつくとハイキングに来ていた。
青空が広がり、光が燦燦と降り注いでいる。暖かい。時折雲が太陽を覆うと体感温度は下がるけれど、歩いていると寒さは全く感じない。
立ち止まって、ゆっくりと周りを見渡し、大きく深呼吸をする。
空気が美味い。
自然に囲まれていると心の中にあるしこりのようなものが少しずつ解きほぐされていくような気がする。
緑と青と茶色に包まれて、自分が自分に戻っていくような感覚に包まれる。