小説家の頭の中



小説家の頭の中はどうなっているのだろう。



そんな風に感じることがある。



特に、東野圭吾氏、宮部みゆき氏、佐伯康英氏など多筆家の小説を読んでいると物語から抜け出てそんなことを考えている時がある。



宇宙が頭の中にあるのではないか。



それでも一つひとつの話や登場人物が他の物語と混ざり合わないのは、一つひとつの世界を独立させて書いているから、そう感じた。



例えば、舞台がアフリカで一つの街に住む日本人が出会う様々な人々や出来事を描いた小説は一つの世界。そこで紡ぎ出される物語は唯一無二のものになる。



次に、北海道のとある田舎町を舞台にして登場人物を描き始めてもそれはそれで一つの世界であり、他のどんな人物や物語とも異なる・・・はず。



ふと、それが答えなのではないかと。



身の回りにいる様々な人たちと彼らが織りなす人生の物語について考えていたらブログのテーマになった。



いつの日か、そんな人たちの風変わりな物語を伝えられる日がくればいいなと思った。