昨日のブログで「自分のメンテナンス」をしなければならないと書いた。
よく考えるとそのメンテナンスにはいろんなものがありそう。
「自分の」だけでも心や身体、年齢や経験に相応しい知識や知恵が対象になるだろうし、「自分に関わること」であれば、人間関係もメンテナンスの範囲と言える。
身体のメンテは日々の食事、運動、睡眠を中心として、定期的な健康診断(歯医者さんでのデンタルヘルスチェックも含めて)が欠かせない。
心はこれとあれをすればよいという単純なものではないけれど、ストレスを溜め過ぎないことが大事。自分のしたいことができているか、しようとしているか、自分が大切にしていることに時間を割いているか、どんなことでも自分の価値観を見出せるような観方ができているか・・・
学生時代は何を学ぶか、何を知っておくべきかが教科書やカリキュラム、教師の指導という形で明確だった。
社会人になれば、職務を遂行するための知識は否応なく身につけるけれど、それ以外の社会の常識、一般教養は全て個人に委ねられている。
誰もがニュースを見たり、新聞を読んだり、ネットで情報を収集したりはするけれど、何かのテーマについて深掘りしたり、体系的に学習することは簡単ではない。
「知識」や「知恵」のような「知」は自ら積極的に得ようとしなければ得られるものではない。だからこそ価値があり、尊敬に値する。逆に年齢相応の「知」が認められない場合は評価されることはない。
自分の興味や特性を考慮した「知」のメンテナンスも時々はしてみたい。例えば、世界遺産に興味があれば世界遺産検定を受けるとか、他にも興味に合わせて漢字検定や英検、TOEIC、華道や茶道の資格を取ってみるというのも面白い。
あとは、総体としての「自分」のメンテナンスも考えた方がよいだろう。
普段、仕事や家庭で忙しくしていれば、自分ひとりの時間が取れなかったり、ゆったりした時間を過ごしたり、過去や未来のことをじっくり考えたりすることは難しい。
時にはゆったりと贅沢な時間を過ごすのもいいだろうし、お金をかけるべき時にはかけてもいいのではないか。
我々日本人はもっとQOL(Quality Of Life)に注目すべきなのだ。