自分を壊す

 

「これまでぬるま湯に浸かってきたんだな」

 

社会人1年目の時に上司からそう言われた人の話を聞いた。

 

敢えて業界や会社名は出さないけれど、厳しいことで有名な世界のよう。

 

それでもその人は厳しい世界を勝ち抜くことを選び、実際に勝利を勝ち取った。

 

その時の上司が言った言葉が今でも心に残っている。

 

(大きく成長するためには)

 

「自分を壊す体験をしなければならない」

 

それまで積み重ねてきた体験やそこから学んだ価値観が人を形成する。

 

限られた社会経験は限られた人物しか作らない。

 

その上司が意図したのは、

 

厳しい経験や自分を超える体験、自分を壊す体験をしなければそれ以上成長することはできない

 

ということだと、本人は後から気づいたという。

 

自分が自分だと思っていたことを壊すことで初めてもっと深い、もっと高い、真の自分を作ることができるのだと。

 

自分を壊すほどの負荷をかけるのは楽ではない。(当たり前!)

 

自分で自分をそんな環境に追い込むことは普通はできない。

 

それでも自分から敢えてそんな環境に飛び込む勇気を持ちたい。

 

自分と思っている自分を壊すことで更に強い、深い、高い真の自分を作れると信じて。