落書きと芸術との差

家からゴルフ練習場に向かう途中に用水路のような小さな川が流れている。


片側だけなんとか車が通れるくらいの道幅を自転車で走り抜けるのだけれど、
先日すごいものを見つけた。


壁に描かれた涅槃大仏だ。


高さ2メートル、幅15, 6メートル、さらに斜めに角を曲がって
幅4, 5メートルくらいの壁に巨大な大仏が寝転んで肘まくらをしている。


落書きではない


はず。


川を挟んで向こう側には市立図書館があってその関係なのではないかと
思うけれど、特にそんな記述がされているわけでもない。全く謎の大仏様なのだ。


芸術作品である。


落書きと芸術との差とは一体なんだろう?


専門家ではないからわからないけれど一つ言えることは、それを見て多くの人が
残したいと思うかどうかではないか。


それが作品と呼ばれてもいいというほどのものであれば、たとえ元々落書きだった
ものも芸術作品として残されることもあるはず。


この大仏様にもそんな物語が隠されているのかもしれない。そんな風に感じた。