「引き寄せの法則」という本を読み終えた。
- 作者: エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス,Esther Hicks,Jerry Hicks,吉田利子
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/10/30
- メディア: 単行本
- 購入: 17人 クリック: 96回
- この商品を含むブログ (45件) を見る
ザ・シークレットのもとになったという本でチャネリングを通じてエイブラハムという存在との対話を本にまとめたものだ。
内容はザシークレットをはじめとしたスピリチュアルな本と比べても難しいものだった。
使われている言葉が難しいのは下手をすると胡散臭いと感じられがちな内容に権威を持たそうとしたからなのか。
チャネラーである妻と夫の投げかける質問自体が一般的過ぎると言ってもいいほどのものがあったり、逆に個人的過ぎるのではないかと感じるようなものがあったりしたが、その答えは非常に現実的なものも多く、また、基本原則も「宇宙の法則」と言われても驚くことが全くないようなものであった。
これらがその3つの法則だ。
1.引き寄せの法則(同種のものを引き寄せる)
2.意図的な創造の方法論
3.許容し、可能にする術
これだけでも難しいと感じてしまうのではないか。
その中でもすぐに実践できそうなのが、4つ目の法則と言ってもいいかもしれない「節目ごとの意図確認」だ。
上記3つの法則を実現し続けるためのチェック方法という方がしっくりくるかもしれない。
例えば今日の会議の意図は何かと考えてから会議を始める。午前中の仕事の意図は何か、目標は何か、など。
要はつい無意識のままだらだらと何かをしてしまうということを極力減らし、常に宇宙の3つの法則を意識しながら些細なことでも節目ごとに意図確認をするということ。
それを繰り返し行うことで感情というナヴィゲーションシステムをうまく使いこなすこともできる。
あと、今回改めて学んだことは「引き寄せの法則」はどんなときも肯定的に表れるということであり、ネガティブなことは一切しない、感じたら避けるでよい、ということ。
例えば職場でもマイナス面にはこだわらず、ひたすらうまくいっていること、よくなっていることに焦点を当てて話をすればよいということ。そうすることで自分だけではなく周りのみんなもよい感情に包まれ、そのよい感情を相乗効果的に盛り上げていくことができるから。
できないことや苦手なことはそれ自体がネガティブなだけではなく、感情をマイナス面に引きずり込みやすく、また、ネガティブなことに焦点をあてて、考えたり話すことでそれと同種のものまで引き込んでしまうということがあるからだ。
「ポジティブ新聞」もあながち非現実的ではないかもしれない。