月一回は書こうと決めている「理想の◯◯」シリーズ。
今月は「漫画」を取り上げてみる。
今、TBS開局60周年記念 日曜劇場で「JIN −仁− 」というドラマが人気だが、その原作者である村上もとか氏の「龍 −RON−」が私にとっての「理想の漫画」だ。
- 作者: 村上もとか
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1991/07
- メディア: コミック
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タイトルのつけかたは似ているけれど(ローマ字と漢字が逆)内容は全く関係ない。実際の歴史上の人物や出来事をモチーフにしている点は似ていると言えようか。「仁」が幕末が主な舞台なのに対して「龍」は昭和初期から太平洋戦争の時代を扱っている。
龍 −RON− を理想の漫画に挙げる理由はたくさんある。
時代背景が自分の興味、研究テーマに合っている
物語が面白く、スピード感があり、意外性にも富んでいる。そして、何より壮大!
登場人物が一人ひとり丁寧に描かれていて人間的魅力に溢れている
絵がきれい、コマ割りが計算されつくされていて映画を観ているよう
読むことで勇気を与えてくれる
1995年には青年一般部門にて小学館漫画賞を堂々の受賞。
最終巻となった42巻は発行日に購入し、待ち切れずに電車の中でむさぼるように読んだ。
大失敗だった。
あまりに見事な幕引きに大感動し、電車の中ということを忘れて大泣きしてしまったのだ。
大河ドラマのような壮大な物語が終わることに、愛してやまない登場人物のみんなと別れることに。
龍 −RON− はこれからも私の中の「理想の漫画」であり続けるだろう。
「理想の漫画」次点は、「ジョジョの奇妙な冒険」「がんばれ元気」「藤子不二雄短編集」「アドルフに告ぐ」「スプリンター」「六三四の剣」が続く。
世界に名だたる日本の漫画。これからも売り方次第でもっともっと世界で評価されるに違いない。
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