賢者の言葉
Let it be.
そう、ビートルズのあの名曲だ。
あまりにも美しいメロディと歌声に聴き入ってしまい歌詞の意味を考えたことがない人が案外多いのではないか。
歌詞はこう謳っている。(私訳)
私が苦悩のどん底にいると
聖母マリア様が現れ、
賢者の言葉を与えてくださった。
Let it be.
と。
この場合の"Let it be."というのは日本語に訳しにくい。
「あるがままでいいのですよ」
「なすがままでいいんですよ」
というのが近いニュアンスだろうか。
全てのことには意味があるのだから、悩む時は悩めばよいし、悩んだ結果、行動に移すのならそれもよいでしょう。あなたが思うようにすればよいのです。その全てを私は見守り、受け入れるのですから。
という意味が込められているような気がする。
それがあたかも人生の中の暗闇にいる時であっても、命をかけた恋に破れた時であったとしても、
「あるがままでいいのですよ」
「なすがままでいいんですよ」
と優しく語り続けてくれる。
なんという深い愛なのだろう。
賢者の言葉は、
無限の愛に包まれている。