わかるとは分かること

ふと頭を過ぎった。



「わかる」とは「分かる」ことではないかと。



「分ける」ことが物事を理解するための第一歩だという仮説。



漠然としたものはそれ自体理解されていないことの証拠。幾つかの小さいサイズに切り分け、研究対象を定めることができれば見え方はきっと変わるはず。



誰もが時に感じる「不安感」も漠然とした状態だからこそ感じるもの。不安感を解消するためには細切れに分け、小さくした塊に取り組むことが一番なのだ。



自分が対処できるサイズに切り分けられた問題であればそれは既に「問題」ではなく、ただ取り組み、処理すればよいだけの「課題」に過ぎない。それを一つずつ片付けていくことで不安感は解消されていく。



つまり、世界は分ければわかるということ。



そんな風に感じ始めていた時にに出合った一冊がこれ。



世界は分けてもわからない (講談社現代新書)

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)



「世界は分けてもわからない」



あらら・・・



福岡先生の意見を拝読してみようか。