何もない

何もない



目的も目標もやる気も何もない。
行きたい場所もなく、したいこともなく、何もない。



そんな日があったっていい。



そんな時があったっていい。



そんな人生があったっていいのではないか。



今日という日がそうだったわけではない。
自分の人生がそうなりつつあるという予感があるわけでもない。



ある小説を読んでいて、そんな考えがふと頭をよぎった。



確かに、



息せき切って走っているばかりが全てではない
常に眩し過ぎるような日々ばかりを送れるわけはない
いつも天高く舞い上がってばかりの人生なんてあるわけはない



そんな現実的な考えは常に心のどこかに存在していたように思う。



それがふとしたきっかけで顔を出しただけ。



良い悪いということもない。



ただ、



「何もない」 



というだけの話だ。



なぜだか、



時間がいつもよりゆっくり流れているように感じられる。