立体的な視座を持つことが大事だ。
物事を判断する時には常に縦軸と横軸を意識するようにしている。
縦軸とは時間の流れ。横軸は空間の広がり。昨日のブログでそう書いた。http://d.hatena.ne.jp/norio373/20111027
縦軸と横軸を確固としたものにすることで判断の精度が高まるはずと。
しかし、考えてみると縦軸と横軸だけでは致命的なものが欠けていることに気がついた。
縦軸と横軸は2次元の世界。
我々の棲む3次元の世界では高さ=深さの基準もなければ正しい視座は得られない。不正確な視点からは不正確な判断しかできないのは自明の理。
そして、その高さ=深さが表すものは「自分」という奥行きなのではないかと思う。
判断を下すのは他の誰でもなく「自分」である。否応なしに視点は主体的なものになるにもかかわらず、自ら下す決断が前例(過去)や不確定な未来、距離に関係なく自分の外側にある世界を基準にすることになり、縦軸横軸の2次元世界での判断には永遠のリスクがつきまとう。
結局、判断の中心になるのは「自分」であり、その奥行きの深さが最も重要な要素と言えるのではないか。
その中心線がぶれることなく、しっかりと安定していることで初めて縦軸と横軸の価値が生まれるような気がする。
「立体的な視座」
を常に意識していたい。