神在月と神迎祭

今日は「神迎祭」(かみむかえさい)の日だ。



「今月はいつもより観光客が多いですか?」



先月出雲に出張した時にタクシーの運転手さんに尋ねると、満面の笑みで神在月(かみありづき)と神迎祭(かみむかえさい)の話をしてくれた。



陰暦10月は日本中の八百万(やおろず)の神が出雲に集まり、新しい一年の計画を立てる会議を開くのだという。そのため出雲以外の土地では「神無月」(かんなづき)、出雲では「神在月」(かみありづき)と言うそうだ。



旧暦10月10日が神様をお迎えする日で、今年は今日がその日にあたる。出雲大社から西へ1.5km離れた稲佐の浜に舞い降りる日本各地からの神様をお迎えし、行列を作って出雲大社までお連れする。



例年150〜200人の行列になるようだが、タクシー運転手さんによると誰でも参加できるらしい。いつかは参加してみたい。



10分ちょっとのタクシー時間は世界で最も受けたい授業の一つになった。



今年は神様全員無事に到着なされただろうか。