一昨日のブログで褒めることの是非について考えた。
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120107
現代社会において人と人との関わりが希薄になってきていることを指摘した。その原因が表層だけ輸入した民主主義や個人主義であると。
しかし、原因はもっと根深く、深刻なのではないか。
「愛の不足」
が真因という思いが心の中を占領し始めている。
褒めたり叱ったりするためには相手のことをよく見ていなければならない。それができなくなってきたのは相手を思いやる気持ち自体が欠けてきたからであり、無関心の表れ以外の何物でもないのではないか。
マザーテレサの言葉を借りると「無関心は愛の不足から起こる病気」ということ。
関わり合う人のことを親身に考えれば、本来はもっと互いに踏み込んで褒めたり叱ったりができるはず。
時代の必然的な流れの中、21世紀を生きている我々も必死に人間同士の関わり合い方を模索している。答えは案外目の前にあるような気がしてならない。
ネット上で今まで誰も経験したことのない世界を模索するのもよいけれど、それよりも一緒に暮らしている家族や毎日顔を合わせる学校の友人や職場の同僚たちとの関わり合い方を少しずつ近づけていくことが一番意味のあることなのではないか。
愛する人たちの心にあと一歩踏み込んでみる勇気を持ちたい。
その積み重ねと相乗効果のみが大きな変化を生み出す力になることを信じている。