時間という試練

俺は時間という試練に晒されていないものは信用しないんだ。



村上春樹の「ノルウェイの森」に出てくる永沢は古典、名作と呼ばれる作品しか読まない。



一時ベストセラーになったとしてもそれはそれだけのこと。「名作」として認められるためには長い時間が必要であり、あらゆる角度から精査され、時代を超えて評価され続けられなければ真の評価とは言えない。



時間という洗礼を受けていないもの、時間という試練をくぐり抜けていないものは「本物」ではないということ。



人生という限られた時間に費やす価値のあるものはそんな「本物」だけという強い信念を持っている。



身の回りを見渡してみるとそこまでストイックに自分の信念を研ぎ澄まし、行動を磨き上げている人物はいないけれど、時間という試練が様々な評価に当たり前のように取り入れられていることは強く感じる。



どんな世界にも偶然や幸運は必ず存在する。



一発屋と呼ばれる一回限りの成功者も巷に溢れている。



高い成果を短期間だけ出し続けることもそれほど難しくはない。



しかし、



長い時間という洗礼を受けても評価され続けるためには並大抵の努力では足りないことを皆が知っているから。



時間という試練に打ち克つために今の自分に何ができるだろう。



時間を味方につけるためには何をすればいいのだろう。



時間についての話題も今日で5日連続となった。



時間がないのではなく
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120121
時間を売る仕事
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120122
時間を買う
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120123
時間と費用と人生の関係
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120124