"Time Management" =「時間管理」
という言葉はビジネスの世界では定番である。
しかし、
「時間を管理すること」は厳密に言うと不可能である。
なぜなら、
時間をコントロールすることは誰にもできないから。
「管理」という言葉には、想定する範囲から出る場合には「指導」や「強制」で範囲内に戻す、という意味を含んでいるけれど、時間を「指導」や「強制」で変えることはできない。
「管理」するのはあくまで「自分」でしかないのだ。
時間の流れの中で「自分」を「管理」し、想定外にはみ出てしまう時は「自分」に「指導」を加え、それでも軌道修正がされない時には「強制」する。
それが一般的に「時間管理」と呼ばれる概念であり、狙いである。
しかし、
「時間管理」という言葉を使うことで、管理対象が抽象的かつ掴みづらい「時間」になってしまい、徹底されにくい要因になっている。
故に、
これからは「時間管理」ではなく、できる限り「自分管理」という言葉を使っていこうと思う。
いや、使っていく。
それが最初の「自分管理」でもあるのだから。