ウルトラマンの正体

キラキラしている人に会うと自分も!とやる気が出る。
いい話を聞くと自分も!とやる気が高まる。
自己啓発本を読むと自分も!とモチベーションが上がる。



仕事がうまくいくともっとがんばろう!と気合いが入る。
悔しい思いをした時には次こそは!と自分を奮い立たせられる。
好敵手(ライバル)の存在を意識するともっとやらねば!と力が湧く。



できなかったことができるようになれば自分は無敵!と強気になれる。
誰かから褒められると世界は自分の味方!と自信が漲る。
明るい未来を想像すると自分は何だってできる!と心から確信できる。



いい流れに乗ることができれば一生このまま上昇していくのではないか、
これが真の自分なのではないか、



そんな気分になることもあるだろう。



しかし、



高まるやる気もモチベーションも気合いもがんばりも奮起も無敵感覚も世界中が味方になるという感じ方も一生上昇し続けていくのではないかという思いもこれが真の自分なのではないかという気分もふとしたきっかけで泡のように消えてしまう。



いや、



瞬間的に創られた思いが保つのはせいぜい3分ほど。



そう。



ウルトラマンの正体は、他でもない我々人間なのだ。



3分しか保たないやる気や気合いや強気をどうやって持続させたり、繰り返し登場させたりすることができるのか。



これからも考えていかなければならない。