自分が自分でない

自分が自分でない



そんな感覚に捕われたことはないだろうか?



心と身体が離れている感覚に襲われたことはないだろうか?



以前のブログでこんなことを書いた。



「自分の距離感」

・・・それでも精神的な距離は自分の心が決めていることがほとんどではないか。
自分が弱気になったら相手が遠く感じる。自分が調子のいい時には相手が近く感じられる。
自分が誰かに感じている距離感は他ならぬ自分の心の中にある本心と自分が他人に見せたい心との距離と等距離なのではないかという気がした。
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120829



自分の心は自分が一番よくわかっている、自分の心は自分が一番コントロールできる、自分の心はいつも自分らしくいられる・・・



それは残念なことに幻想に過ぎない。



誰もが自分という存在や存在理由について疑問に思うことはあるし、自分の心と行動が離れてしまっているという感覚に捕われることはある。



自分らしく振る舞えている時は自分の心と体が一緒に行動できている時。充実している時。



自分が自分でいられる時は「本心」(本当の自分)>「虚栄心」(他人に見せたい心)と考えることもできるのではないか。



ずっと以前のこと。



同僚であり、友人の一人に ”You're not being yourself these days." (最近、自分らしくないよ。)と言われたことをがある。そのシーンを今でも鮮明に覚えている。



自分でも元気がないと思っていた時期だったし、何をしてもうまくいかないという思いにもがいていただけにその言葉にハッとさせられ、そして助けられた。



自分が自分でない



その状態は心と体が離れている時。本心と虚栄心のバランスがおかしい時。



自分の心と体の状態を丹念に調べてみることから始められたらいいと思った。