昨日のブログで「壊す人」について考えた。
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120919
建物の老朽化が進み、新しく建て替えるためには壊すことから始めなければならない。
他方、先にすべきことが「改修」であることに異論はない。
安全面に気を配り、利用者の利便性を考え、時代の流れに合わせて今あるものを少しずつ改修し、改善していく。大切に使っていく。
それが得意な人がいる。
それは必ずしも「壊す人」と同一人物ではなく、新しく「創る人」でもない。
既存のモノを熟知し、愛し、可能性を信じている人。
周りに吹く風の流れに敏感で、今ある建物と風との微妙な関係性も考慮しながら適切な判断を下すことができる人。行動に結びつけることができる人。
そんな能力と才能を持ち合わせた人が、
「改修する人」にふさわしい。
一から新しいモノを創るのではなく、既存のモノのよさを理解し、明日へ繋げていくことを得意とし、使命を負った人。
領土問題を機に激化する反日デモや不買運動が横行する中国との関係、日韓関係は一度壊すことから始めることはできない。
近隣諸国との関係を修復することのできる「改修する人」が現れることを切に望んでいる。