ページを重ねる

「ページ重ねる」



そのことに想いを馳せることになった。



一枚の紙の厚さは一ミリにも満たない。



しかし、その紙も重ねていくと分厚い本になる。



我々が日々できることはそれほど多くはない。ローマは一日で成ることはない。



されど、ページを重ねていくことに限界はない。



一回に行う量は多くなくてよい。



回数を重ねていくことに意味がある。



大きな違いを生んでいく。



可能性は無限に積み重なっていく。



「ページを重ねる」



そのことに想いを馳せることになった。



特にきっかけはない。



少しずつ想いが重なっていった結果である。