偉大なる矛盾

昨日のブログでこんなことを書いた。



自分が思い通りに生きるための方法が自分を優先させないとはなんという皮肉。
自分を最も活かすための方法が自分を犠牲にすることだったとはなんという矛盾。



水平線/地平線の彼方にうっすら姿を現した考え方ゆえに蜃気楼に過ぎない可能性もあるけれど、心のどこかで本能的にそれが正しいことを知っている。



欲しいものがいらなくなると手に入る、売らなくてもいいと思った途端に売れる、追いかけるのをやめたら向こうから近寄ってくる・・・



欲求を欲求として追い求めることで欲しいものからどんどん離れていく。逆に求めることをやめることがそれを手に入れる近道になる。



この不思議な「偉大なる矛盾」はどうやらこの宇宙の法則の一つのようだ。



もう少し考えてみたい。



欲求は欲求でもレベルが違うことが影響しているのではないか。本能的な欲求を手放すことでより高次の欲求が実現しやすくなるとは考えられないか。



自分のことを見渡してみる。



思い当たる節の根元を掘ってみる。



降りていく。掘っていく。降りていく。掘っていく。降りていく・・・



自分の奥底にも水平線/地平線が広がっていた。



偉大なる矛盾がそこかしこに転がっている・・・