予算という哲学

GDPに占める公的教育費の割合がOECD加盟国の中で日本が一番低い



昨日のブログの最後にそう書いた。



それはデータの取れる直近3年の話であり、高度成長期には(もう社会や歴史の話にしか聞こえない?)、逆に一番教育費をかけていた国であった。



「お金を何に遣うのか」は「時間をどう使うのか」と同じくらいその人の考え方やその人自身を表すと言ってよい。



国家も同じではないか。



生活保護や年金、医療費を含めた社会保障費が急速な高齢化と共に増えていくことはある程度は止むを得ないのだろうが、借金(国債)の返済が国家予算の約4分の1を占め、それ以外にも防衛費や公共事業に今だに多額の予算を割いていることには疑問を感じずにはいられない。



予算は国家なり。



予算には哲学が要る。



残念ながら、我が国に哲学があるとは言い難い・・・