何かに対して感じたことがあってもそれが薄い印象だとさして気にすることはない。
しかし、その感じたことと同じことを他の誰かが指摘すると、自分の印象の正しさが証明されたような気持ちになることがある。
指摘した人がどういう人かによって逆に自分の感じたことを封印したり、無視したりすることもあるけれど、それは指摘した人への気持ち次第。その人へ否定的な印象を持っていれば、このプロセスは無意識に行われることも多い。
反対に肯定的な印象を持っている場合は、自分の感じたことが肯定された気分になったり、認められた気分になったり、場合によっては仲間意識さえ芽生えることになる。
時には、有頂天になって自分の思いや印象をべらべら喋ったり、必要以上に同じ意見を強調したりしてしまう。
自分の気づきや感じたことに裏書きを与えられた時にこそ我々は気をつけなければならない。