一昨日のブログの最後に「思考の補助線」という言葉を使った。
勝手な天井
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130130
日本の農業の進化を農業のことだけで考えると難易度が高いけれど、ITやバイオという異なる世界を持ち出すことで可能性は一気に広がる。それを「思考の補助線」と呼んだ。
元来「補助線」とは、幾何学の証明問題において便宜上付け加える線のこと。架空の線を一本引くことでそれまで見えなかった世界が露わになり、問題解決の道が一気に拓ける。
日本の農業の進化というやっかいな課題にもITやバイオといった補助線を引くことで解決策がぐっと広がる。
我々が普段取り組んでいる、或いはあまりにも難しくて放置されている問題にも「思考の補助線」を引くことで新しい世界が広がることは間違いない。
どんな補助線が考えられるだろう。
●異なる世界を掛け合わせてみる(農業にITやバイオを掛け合わせるような)
●他の世界の人に意見を求めてみる(他分野の人、普段付き合わない人に意見を求めてみる)
●過去の例にあたってみる
●世界中の例をあたってみる
●立場(視点)を入れ替えてみる
●書店やネット上で片っ端から調べてみる
●むやみやたらと補助線を引いてみる(下手な鉄砲も)
●ひたすら寝る(問題意識を抱えたままで)
次に難問にぶつかった時は、
まずは見えない線を一本引いてみよう。