徒歩→自転車→オートバイ→自動車→電車→新幹線→飛行機→プライベートジェット機・・・
ビジネス世界の比喩である。
仕事を始める時は、新しい環境で新しい仕事を一つずつ覚えていく。
それには時間がかかり、必然的にできることは限られ、移動距離は徒歩圏内。
少しずつ仕事に慣れ、一定範囲なら何を任されても大丈夫になっていく。それが自転車レベル。自力で漕ぐとは言え、行動範囲は一気に広がる。
仕事とは何たるかが朧げながらも見え始め、応用が効き始めると少しのエネルギーでより遠くに行くことができる。それがオートバイのステージ。
更に進化をすると安定性は増し、航続距離も長くなる。自動車である。
次は電車。スピードは上がり、一緒に旅する人も圧倒的に多くなる。
在来線が新幹線にアップグレードするためには単にビジネス、仕事力だけの話ではいけなくなる。人間力が問われ、胆力や懐の深さが試されるようになる。管理職に就けば、影響力は増し、スピードも成し遂げられることも別世界に入る。
それが空の世界であり、飛行機で世界中を最高スピードで移動できることを意味する。
それがプライベートジェットになれば、座席や時刻表をも気にせず自由自在に旅することができる。
一握りのビジネスマンは成層圏にまで上り詰め、スペースシャトルや宇宙船にまで昇華する。
ビジネス世界の喩えであり、人間の成長と周りに及ぼす影響力のわかりやすい喩え話でもある。
今自分が乗っている乗り物は何だろう?
より速い乗り物に乗りたいのであれば、
いつの日か宇宙に飛び出したいのであれば、
今乗っている乗り物に心から感謝の気持ちを持ち、トコトンまで磨き上げ、そして、何処に行きたいのかを明確に持っておかなければならない。