スキのある人

昨日のブログで「脇の甘い人」というタイトルで自分のことを書いた。
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130221



今日は「スキのある人」というタイトルでしばし考えてみたい。



「隙がある」という表現は基本的に「脇が甘い」と同じ意味である。「脇が甘い」=「脇が開いている状態」は「脇に隙間がある」ということに他ならない。



「脇が甘い」というネガティブな表現も「隙がある」という表現になると不思議なほどポジティブな響きを持つ。



実際に、



隙のある人は人気者のことが多い。



逆に、



隙のない人は取っつきにくかったり、近寄りがたい雰囲気が漂っていたりする。



美人過ぎたり、美男過ぎたりすると敬遠されがちという話と同じ。



多少、隙がある方が人間味があっていいし、一緒にいて疲れないということなのだろう。



仕事上でも、見かけでも、完璧を求めることは理想であり、完成度を上げていく姿勢は尊敬に値する。



それでも求める結果が、人々から敬遠されるのであれば、少し待てよということになる。小首をかしげることにもなる。



完璧な人(というのは実際存在しないけれど)よりも隙のある人の方が評価されるということ。



隙のある人の方が「スキのある人」と言えるということ。



よりよい仕事をしなければならない、とか、いつも自分を超えていかなければならない、とか、



我々は、



そこまで焦らなくてもいいのかもしれない。



焦らない方がいいのかもしれない。