マスクの功罪

「マスクの功罪」を感じ始めている。



この季節にはマスクをしている人が巷に急増する。



かく言う私もその一人。



花粉症、風邪、インフルエンザ・・・



マスクをしていれば、花粉症の不快な症状は和らげられるし、風邪やインフルエンザなどのウイルスをもらう可能性も低くなる。自分が病気の時も誰かにうつしてしまうリスクを抑えられる。



それに、冬のマスクは結構暖かい。



自然と鼻呼吸が促され、喉の渇きも緩和される。



それらに加え、



顔の多くの部分を覆うことでなぜか護られている感覚、安心感のようなものが生まれる。



それは心地よく、手放せない(口離せない?)ものになっていく。



ずっとつけているマスクを人前で外すと裸にされたような気分になることさえある。



知らず知らずのうちに何かを隠すことを覚え、



それがいつの間にか当たり前になる。



何かを隠し続けていれば、いずれ人は自然と遠ざかっていく。



大切なものを失ってしまう。



マスクをすることで得られるもの、失うものがあることを覚えておきたい。