論理的思考の鍛え方

先日から身体と思考の柔軟性や主観と客観、相手の立場に立って考えることの重要性について考えている。



その流れで日本人には論理的思考の欠如という問題があることを指摘した。



四季豊かなこの国で、人間関係の豊かなこの国で、



日本人特有の感性の豊かさを蔑ろにすることなく、論理的思考力を鍛える方法について考えたい。



感性豊かな我々日本人はとかく論理的思考に欠けがち。



論理的に考え、それを伝える練習をする機会がないから。



一部の厳しい環境に置かれた仕事を除いて。



そんな中「ディベート」はうってつけの教材と言える。



表題があり、個人的な意見は関係なく賛成反対、両側の立場に立って議論を構築していく。



例えば「原子力発電は全廃すべきである」という表題について賛成側と反対側に分かれて議論をする。



個人的な意見はどうであれ、賛成反対それぞれの立場に立って論理的に考え、第三者を説得するために意見を戦わせる。



片側ずつ経験することで、しかも感性に頼らず、情に訴えるのでもなく、論理という世界の共通語を使って議論を展開することで学ぶことは多い。



相手の気持ちを慮ることは日本人の美徳ではあるけれど、



英語と同じくらい世界共通ルールとなっている論理的思考をディベートを通じて身につけることができれば「鬼に金棒」と言える。