仏教に「無財の七施」なる言葉があるそうな。
これは財産があろうとなかろうと誰にでもできる親切のこと。
- 眼施・・・慈しみに満ちた優しい眼差しで接すること
- 和顔施・・・和やかな、微笑みのある顔で接すること
- 愛語施・・・おもいやりのこもった優しい言葉をかけること
- 身施・・・身をもって奉仕すること。人のために進んで行動すること
- 心施・・・おもいやりを持って、心をこめて接すること。人の痛みや苦しみを自らのものとして感じ取ること
- 床座施・・・座席や立場・地位を他の人に譲ること
- 房舎施・・・風や雨露をしのぐ場を提供すること。困っている人を助けること
こうやって並べてみると、何も持っていなくても、誰にでもできることがたくさんあることに今更ながら気がつく。
それでも何となくいいことをしたい、親切でありたいと思っているだけでは行動に結びつきにくい。
そのこともよくわかる。
しようと思わなければ、することはない。
そんな当たり前のことに改めて気づかされた。
と同時に、
具体的な行動を思い浮かべることが実際の行動に結びつきやすいことにも。
時々思い出して、たまにはいいことをしよう。