33倍の幸せ

 

日本人はモンゴル人よりも33倍幸せだろうか?

 

 

2/21の日経新聞のコラム「春秋」を読んで以来そんな疑問が頭の中をぐるぐる回っている。

 

 

その記事によると、モンゴルの遊牧民は年に4回も移動をするため個人の所有物が極端に少ないという。日本人一人あたりの所有物が約10000個に対してモンゴル人は約300個なのだそうだ。

 

 

戦後のモノ不足がモノへの渇望、憧れとなり、戦後の経済復興を支える原動力となった。奇跡の復興、経済成長を果たし、やがて身の回りにモノが溢れるようになってもなお我々はモノへの執着を捨て切れてはいない。

 

 

モノの数だけ我々が幸せになれると思っているわけではないにも拘わらず。

 

 

今もなお身の回りには必要とは言えないモノが溢れ、その代わりに我々を幸せにしてくれる物を未だ見つけられずにいるように思えてならない。

 

 

不必要なモノが溢れているから本当に必要な物が入る余地がないのではないか・・・

 

 

そんな想いが頭の中をぐるぐると駆け巡っている。

 

 

気がつくと、部屋を掃除している自分がいた。

 

 

今まで捨てられなかったモノを次々と処分し始めた自分がいた。

 

 

目指すのは所有物300個! かな?!