「学がある」という表現がある。
「あの人には学がある」「彼(彼女)には学がある」「学がある人がいい」という使い方をする。
少し古めかしい感じがしないでもないけれど、由緒正しい、格調の高い日本語。そんな語感がある。
辞書によると「教養がある」「学問の嗜み(たしなみ)がある」「学歴が高い」などがあり、知識が豊富、頭がいいという意味合いで使われることもある。
「学がある」
その由緒正しい、格調の高い日本語にもう一歩踏み込んで定義を加えたい。
単に知識が豊富、たくさんのことを知っているだけでなく、
どれだけ知識を自分のもののしているか、自分とは直接関係ない問題(世界規模、社会問題、自分の所属している組織の問題課題ほか)を自分の問題として捉えているか、行動しているか。
単なる情報としての知識を持っているだけでなく、自分の外側にある大きな問題を自分事として捉え、問題の理解、ならびに解決法を自分の意見として持っている人、行動している人。
そんな姿勢を持っている人。
そんな「学のある人」になりたい。