夕食を食べながらこどもたちにこんな問題を出した。
目には見えないけど、ちゃんと「ある」ものってどんなものがある?
例えば・・・季節。春とか夏とか秋とか冬はちゃんと「ある」でしょ。でも見えない。桜とか、入道雲とか、紅葉とか、雪は見えるけど、それは季節ではなくてそれぞれのもの。
それから、パパが○○(こどもの名前)を好きな気持ちとか、北海道や沖縄に行った時の楽しい思い出とか・・・
すると、こどもたちがちょっと考えて、大きな声で答え始めた。
空気! お化け! 音! 言葉!(話し言葉、声) 風!
いいぞ、いいぞ!
微生物! 病気! 明日! 昨日! 時間! におい!
ちょっとしたヒントは出したり、必ずしも「見えないもの」ばかりでもないけれど、いい感じ。
我々はたくさんの「目に見えるもの」に囲まれているけれど、
たくさんの「目に見えないもの」にも囲まれている。
愛とか絆とか思いやりとか尊敬とか信頼とか誰かを大切にする気持ちだとか・・・改めて考えると本当に大切なことは目に見えないものの方が多いかもしれない。
それをどうやって大切にするのか、
人生という目に見えない、でもちゃんと「ある」ものをどう大切にするのか、
それを考える機会を時々は持ちたいと思った。