人には常に
したいこと、すべきこと、しなけらばならないことが、ある。
「したいこと」は文字通り自分がしたいこと、したいと感じること。怠惰からくることではなく、心が欲すること、魂が叫ぶこと。
「すべきこと」は「するべきこと」。
立場や職場によって、「するべきこと」は明確であり、他者から求められること、自分でわかっている「やった方がよい」こと。
「しなければならないこと」も立場や役割、職場や個人の欲求の中で「どうしても外せないこと」「やらなければならないこと」、そう認識されること。
そこには義務感があり、心が求める欲求というより頭が考える常識に基づいた社会的契約。
それに加えて、
「できること」がある。
したいこと、するべきこと、しなければならないこと
とは別に自分が「できること」がある。
「できること」は必ずしも「したいこと」と同じではないけれど、できてしまうことで他の誰かに頼まれることがある。
言い換えると「得意なこと」。
例えば、子供はあまり好きではないけれど、なぜか子供に好かれる。その世話ができる。料理は決して好きではないけれど、必要に駆られてするうちにできるようになり、他の人から評価され、頼まれるようになる。数字や間違い探しは決して好きではないけれど、正確さにはこだわりがあり、いつも誰かから任される・・・
こういうことは自分がどう感じていようが、「できること」、「得意なこと」と認識される。
してと頼まれることがある。
それは「できること」であり、「得意なこと」。
時にしたいこととは異なるけれど、他人から求められるうちにそれについていっぱしの専門家になり、給与にも跳ね返る。
したいこと、するべきこと、しなければならないこと、
そして、
できること、
それらを意識して、自分の仕事に取り組んでいくことが大事・・・
そう思った。