「ラディちゃんって、女の子だよね?」
「ママが男の子だよって言うの。パパはどう思う?」
小学3年生の娘の問いにちゃんと答えようと思って、クマのぬいぐるみをじっと見つめてこう答えた。
「自分が思うように思えばいいんだよ。⚪︎⚪︎(娘の名前)が女の子だと思うんなら女の子なんだよ」
今ひとつ納得のいかない表情を浮かべている娘を無視してこう続けた。
「自分が見たいように見ればいいんだよ。他のことも全部そう。人生はいつも自分で選んでいるんだから。どういう生き方、物事の見方をするかは自分で決めればいいんだから」
キョトンとしてる。
それを横目に話し続けたのは半ば自分に言い聞かせるため。それを自分で選んだから。
その後、こっそりママに同じ質問を繰り返していた。
「ラディちゃんて、女の子だよね?」
皆さんはどう思いますか?