ある人が語ってくれた。
「自分はできない、自信がない、準備が整ってないって前はよく言っていたんです。
でも、言うのはやめることにしました。
自信がないって言うのは、出来ないときの言い訳を先にするってことなんですよね。
出来なかった時のための保険をかけていたんです。
だからやめたんです」
と。
敢えて問いはしなかったけれど、
保険をかけることで、
失敗した時の安心を担保することで、
一見賢い選択のように聞こえても、
その実、全力を尽くすことを阻むことになる。
後ろ戻りできないように橋を焼き切ることで前にしか進めないようにする、
自分を成功にロックオンすることで死に物狂いになる、
自分でも驚くような潜在能力を発揮するために、
保険をかけないことを選んだのだと。
ショッピングモールにある保険のお店に人がたくさん入っているのを見てそんな会話を思い出した。