今日は年に一回の健康診断の日。
空は抜けるように青く、風は真冬の冷たさを運んでくる。
健康管理センターに着いた。
受付からここ数年と異なる流れに多少戸惑う。
アンケートにご協力くださいと言われて渡されたのは慢性腎臓病(CKD)の認知度調査だ。何にもわからない。
名前を呼ばれ手続きを済ませる。向かう先はいつもの更衣室。
待合室には微妙な空気が流れている。
知り合いがいないか気になるもののあまりキョロキョロはできない。私的なカラダのことゆえ互いに遠慮なのか牽制なのか或いは普段の生活のテスト結果をもらう前の緊張なのか、無表情の人が多い。
名前を呼ばれ入ったのは血圧測定の機械が置かれた小さな部屋。簡単な説明後すぐに測定開始するとものの数秒で結果が判明する。いつもより少し低めの数字だけれど問題のないレベルで安心。(先日職場の友人が上が80なかったと聞いてビックリしたのを思い出したから)
待ち時間が長い。
背を真っ直ぐに伸ばして、お腹を引っ込め、目を閉じる。ゆっくりと息を吸い込み、ゆったりと吐き出す。それを何度か繰り返す。
最初の問診は今日の流れを確認。問題なく進み、終わりにお腹周りを計測。いわゆるメタボ検診だ。
「ゲ、去年より2センチも成長してる 」
つい声に出すと感じのいい担当者が「体重が1キロ増えると1センチ増えるみたいですよ」と。体重はほとんど変わらないんだけど・・・ま、ビールの効果か。
視力検査、身長体重測定、聴力検査が後に続く。
視力も驚くほど変わりなく、身長体重も聴力も
問題なく通過。
レントゲンもいつもの綺麗な受付の人がいてちょっとホッとする。
次は胃の検査。バリウムタイムだ。あまり嬉しくはない。待ち時間が長く感じられる。
その間検査説明の資料に目を通す。
今回の宇宙飛行訓練は長かった。
途中でバリウムを追加で飲むことになり、ぐるぐる何度も回った。
次は心電図。アルコール消毒がいつになく冷たい。タコの吸盤のような機器を胸や足首につけて数秒小さな呼吸をする。あっという間に終わり、次は医師の問診。去年と同じ経験豊富で貫禄、信頼感抜群の先生。声も権威を感じさせ、それでも触診の手と体の動きは優しさが滲み出ている。体温も36.3度でいたって平熱。
最後は採血とインフルエンザ予防接種だ。
看護師の課長さんが気持ちよく対応、説明、施術してくれる。安定感が安心感に。
これで全ての工程(?)が終了。
着替えて、手続きを済ませセンターを後にする。
次に向かうはあの「タニタ食堂」だ。
食後にはコーヒーと紫芋のチーズケーキまでついて大満足!(あ、写真撮り忘れたσ(^_^;))
今日も気持ちのいい1日になりそうだ。