一体感という空気感

 
 
幼い頃からテレビで見てきた吉本新喜劇を生まれて初めてライブで観た。
 
 
神戸国際会館で行われる「新春吉本お笑いバラエティショー2016」のチケットが手に入ったのだ。
 
 
会場15:30、開演16:00で少し早めに神戸に着いたので昔懐かしのセンター街に入るとすごい人!


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駐車場に車を停めるにも苦労したのだけれど、正月二日からこの人出の多さに呆れ返るのを通り越して感動すらしてしまった。
 
 
センター街を東に向けてゆっくり歩き、フラワーロードに出るとそごうがすぐそこにあり、右斜めには今日の吉本新喜劇が行われる神戸国際会館があった。
 
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今回のショーは漫才と新喜劇の豪華2本立て。

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会場は少しずつ熱気に包まれていく。

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最初の1時間半はもりやすバンバンビガロのお笑い手品ショーから始まり、矢野・兵動中川家太平サブロー大木こだまひびき、そしてオール阪神・巨人の漫才で大笑い。アホの坂田利夫のコントも大爆笑の渦に。漫才もコントもライブなだけに神戸や関西ネタ満載で大受け。アドリブもうまくいかないこともあったけれど、そこはライブのいいところ。空気を読みあって、うまく着地させるところがさすがプロ。
 
 
10分の休憩を挟んで、お馴染みのメンバーで吉本新喜劇が始まった。
 
 
池乃めだかの座長で懐かしの間寛平諸見里大介に中條健一ほかが盛り立てた。
 
 
テレビと変わらない部分とライブの良さ、難しさを堪能。
 
 
やはりライブの良さは「生」であること。そして、舞台と会場が一体になることだと改めて感じた。
 
 
この一体感、空気感は何なのだろう。
 
 
連帯感と言っていいのだろうけれど、
 
 
見も知らずの多くの人が一瞬にして一つになるのはやはりすごいこと。
 
 
一人5000円弱の料金を払って2時間半ほどの時間を楽しむ。元を取ろうとする観客の気持ちはあるとしてもやはりプロの人たちのお笑いに対するセンスや努力が凄まじいからに違いない。
 
 
笑わせようとしたら笑いは取れない。
 
 
下心があれば、必ず見透かされてしまう。
 
 
力を抜いて、


自ら楽しもうとする心があればいい。
 
 
それがお客さんにとって、気楽で楽しい時間になればいい。
 
 
そんな願いを持って、かつ度胸と技術に優れた者たちだけが創れるのが「一体感という空気感」なのだろう。
 
 
個人的な今年のテーマは「力を抜く」。
 
 
大いに参考にさせていただこう。