自転車の空気が減っていることは知っていた。
それでも毎日乗るわけではないし、乗ってもほんの近くまでしか行かないから気にはなりつつも放っておいた。
ある時、ふと思い立って空気を入れてみる。
すると、
何という快適さ!
それまでのペダルの重さは吹き飛び、代わりに軽快さが乗り移ったかのよう。どこまでも行きたくなるくらい!
ちょっとした不便さをそのままにしていることは意外に多い。
人間の良さであるはずの「慣れ」が足を引っ張ってしまう典型的な例だ。
そんなちょっとした不便に意識をフォーカスして、ほんの少し時間とエネルギーをかけるだけでぐっと心が軽くなったり、便利になることがある。
改めて周りをぐるりと見渡してみようではないか。